株式会社三菱UFJ銀行は5月29日、パソコンのウイルス感染を装った偽の警告画面(サポート詐欺)や同行を名乗る偽メールへの注意喚起を発表した。
同行によると、パソコンにウイルス感染を装った画面を表示させ偽のサポート窓口に電話をかけさせる、
フィッシングメールを配信して偽サイトに誘導し個人情報を詐取する等の手段で、口座から不正に出金する手口が確認されているという。
同行では偽の警告画面が出た場合は、偽の警告画面に表示される電話番号への架電は行わず、ブラウザを終了もしくはパソコンを再起動するよう呼びかけている。
また、サポートのためと偽ってパソコンを遠隔操作するツールをインストールし、遠隔操作で不正送金される手口も発生しているため、
偽の警告画面に指示されるアプリやソフトウェア等をダウンロード・インストールしたり、遠隔操作を許可しないよう注意を促している。
フィッシングについても同行では、三菱UFJ銀行や三菱UFJニコス、三菱UFJ信託銀行を名乗り、本文に記載されたリンク先の偽画面へ誘導し、
三菱UFJ銀行のインターネットバンキングのログインパスワードやワンタイムパスワード、クレジットカード番号や暗証番号等を入力させる、
偽メール・偽SMSの配信を確認している。身に覚えのないメール・SMSは削除し、リンク先にアクセスした場合には、パスワード・暗証番号等を入力しないよう呼びかけている。
みずほ信託銀行は5月29日、「【重要】詐欺メール(フィッシング詐欺)にご注意ください」と題する注意喚起を発表した。
同日、みずほ信託銀行からの送信を騙り、みずほ信託eサービスの偽サイトへ誘導しユーザー情報の搾取を試みる電子メールが確認されている。
同行では、身に覚えのないメールや不審なメールが届いた場合には、暗証番号などの個人情報は絶対に入力せず、速やかにメールを削除するよう呼びかけている。
銀行を騙るフィッシングメールは依然として多く、最近では横浜銀行や秋田銀行、みなと銀行など、再び地方銀行を騙るものが増えている。
https://www.mizuho-tb.co.jp/company/chuui/phishing_20230529.html