過去最多、フィッシングによるインターネットバンキングへの不正送金被害が急増

 

金融庁と警察庁が注意喚起

過去最多、フィッシングによるインターネットバンキングへの不正送金被害が急増


警察庁と金融庁は12月25日、フィッシングによるものとみられるインターネットバンキングに係る不正送金被害の急増について発表し、「不正アクセス」「個人情報の確認」「取引の停止」等のワードに注意喚起をしています。一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)でも12月25日に、同様の注意を呼びかけています。
SMS等を用いたフィッシングの主な手口として、銀行を騙ったSMS等のフィッシングメールを通じて、インターネットバンキングの利用者を銀行のフィッシングサイト(偽のログインサイト)へ誘導し、インターネットバンキングのIDやパスワード、ワンタイムパスワード等の情報を窃取して預金の不正送金を行う事態が多発しています。令和4年8月下旬から9月にかけて被害が急増して以来、落ち着きを見せていたものの、令和5年2月以降、再度被害が急増しています。12月8日時点において、令和5年11月末における被害件数は5,147件、被害額は約80.1億円となり、いずれも過去最多を更新しています。警視庁と金融庁は、被害に遭わないために、日々の心がけやスマートフォンやパソコン、アプリの設定等、対策方法を掲載しています。

https://www.fsa.go.jp/ordinary/internet-bank_2.html

著者:nimura