セキュリティーに関する実態調査、中小企業のUTM(統合脅威管理)導入率は”3割未満”と明らかに

 

中小企業の情シス、セキュリティー対策のUTM(統合脅威管理)導入率は”3割未満”と明らかに!



メルコホールディングス(東・名 6676)グループの株式会社バッファロー(本社:名古屋市、代表取締役社長:牧 寛之、以下バッファロー)は、中小企業のセキュリティに関する実態調査を実施した結果を2024年2月14日、発表しました。この実態調査は2023年12月20日~同年12月22日に中小企業(従業員数10名〜300名未満)の情報システム担当者105名を対象に、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査をしたもの。中小企業の情シス8割以上が「ITセキュリティ対策の重要性」を実感しており、対策には「UTM(統合脅威管理)」が有効と7割強が回答するも、導入率は3割未満という結果に。中小企業のセキュリティに関する実態調査で明らかになった理由や割合の結果は以下の通りです。

  「中小企業のセキュリティに関する実態調査」

  • セキュリティー対策の重要性が高まっていると実感        80%以上
  • ネットワークセキュリティ対策として「UTMが有効」と回答       73.4%
  • UTM(統合脅威管理)未導入                     75.4%
    UTM導入しない理由に「ランニングコストが高いから」、「初期導入コストが高いから」など。

    「お勤め先で、現在行っているセキュリティ対策を教えてください(複数回答)」
  • PCのウィルス対策ソフト                   81.9%
  • ルーターのファイアウォール                      60.0%
  • メールサーバー/サービスでメールフィルタリング         45.7%
  • WEBフィルタリング                       33.3%
  • WAF(Webアプリケーションファイアウォール)          31.4% 
  • UTM(統合脅威管理)                                22.8%
  • IPS   (不正侵入防御システム)                         22.9%
  • IDS  (不正侵入検知システム)                              18.1%
  • わからない/答えられない                               12.4%
    「UTM(統合脅威管理)についてどの程度知っていますか?
  • よく理解している                                   10.5%
  • やや理解している                                       28.6%
  • あまり理解していない                                 31.4%
  • 全然理解していない                         20.0%
  • わからない/答えられない                                 9.5%

UTM導入していない理由(複数回答)では、ランニングコストが高いからが27.8%、UTMをあまり理解していない/全く理解していないからが21.5%で、初期導入コストが高いからが16.5%、通信速度低下への懸念があるからが11.4%、一番多かったのが、わからない/答えられないが39.2%という回答の結果となりました。実態調査の質問では他にも「UTMの導入後に感じた悩み」、「ランサムウェアなどの昨今のサイバー攻撃被害の急増や働き方の変化により、ネットワークセキュリティ対策の重要性が高まっていると感じるか」、またそれは「どのような背景からか」、「UTMの導入が有効と思うか」、またその理由などの回答をまとめて発表。今回の調査では、ネットワークセキュリティ対策の重要性が高まっているにも関わらず、中小企業のUTMの導入率は低い結果となりました。巧妙なサイバー攻撃の脅威に対抗していくためには、業務用パソコンなどのデバイスを個別に保護するだけでなく、社内ネットワーク全体を保護するセキュリティ対策とし「UTM」は非常に有効です。セキュリティに対して、より意識を高め、早急な対策、実施が必要ではないでしょうか。

 

株式会社バッファロー

https://www.buffalo.jp/press/detail/20240214-01.html

著者:nimura