サイバー空間の脅威の情勢、きわめて深刻

 

令和5年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等を警察庁が公表!

日本に対するサイバー攻撃が複数発生しており、警視庁は令和5年9月25日、「令和5年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等」を警視庁ウェブサイトおいて公表しました。DDoS攻撃によるとみられるウェブサイトの閲覧障害が複数発生しており、一部の事案に関しSNS上でハクティビスト(※)や親ロシア派ハッカー集団からの犯行をほのめかす投稿が確認されています。(※)社会的・政治的な主義主張を目的としたハッキング活動を行う者

インターネットバンキングに係る不正送金被害発生件数は、発生件数2.322件、被害総額約30億円となり、年間の数字と比較しても発生件数は既に過去最多、被害額も過去最多に迫る勢い。ランサムウェアの感染被害のほか、データを暗号化することなくデータを窃取し対価を要求する手口「ノーウェアランサム」による被害が新たに確認されいます。

警視庁は、個人向けや企業向けに基本的な対策方法を掲載しており、注意喚起を行っています。

https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/pdf/Vol.16cpal.pdf

著者:nimura